2001/05/05 (土)
女性の就業率
20台の女性の92%、30代前半の89%が働いている。そして働く女性の60%が既婚女性である。
(日本の危機 櫻井よしこ P216)
2001/05/05 (土)
女性の就業率
20台の女性の92%、30代前半の89%が働いている。そして働く女性の60%が既婚女性である。
(日本の危機 櫻井よしこ P216)
2001/05/05 (土)
育児の荒廃を防ぐために
ヨーロッパで200年、500年単位で育った文明が日本ではたかだか3,40年に濃縮された結果、育児も母性も荒廃の極みに近づきつつあるというのだ。では、打つ手はなにか。明らかに無理な現状をまず変えることだ。母性は天与のものとの思い込みの下で育児を母親にのみ任せている現状を変えることだ。母性を「育てる」必要性を男性も、社会も、認識すべきである。
かつて子育てはコミュニティ全体で担っていた。大家族があり、隣近所があった。家庭が生産工場であり、家庭そのものが社会とつながっていた。その中での子育てだった。
江戸時代の育児書は父親向けに書かれていたのだ。それ以前に、山上憶良もうたっている。瓜を食べては子供のことを思い出すと。父親による子育ては日本の文化の中にあったのだ。
だが、現実は、環境のみが激しく変化し、子育ての責任が一手に母親に負わされた。
(日本の危機 櫻井よしこ P201)
2001/05/05 (土)
2015年、恐ろしい時代が待っている。
(医事評論家 久徳重盛)
「もはや青信号の子はほとんどいない。赤信号でなくてもせいぜい黄色信号」
(97年現在)
「高度経済成長と共に日本は悪くなりましたが、40年たって、悪くなり具合は三分咲きくらいです。
高度成長が始まって最初の世代がいま43歳。(55年体制の始まり)彼らが30歳で子供を持ったとして、2代目が今13歳。この2代目が30歳になる、2015年頃、私は日本の育児の荒廃、母性の荒廃は満開度に達すると思います。
その時には異常の正常化がおき、子供を正常に育てられないのが当たり前、親も離婚をするのが正常でしないのが異常となってしまう。今の中学生が親になるころには、まともな親のほうが例外でしょう。」
と語る。氏はさらに、「中学生が集団で子供を殺して食べる」ような乱脈極まるところまで日本社会はいってしまうと警告した。
(日本の危機 櫻井よしこ P200)
2001/05/05 (土)
消極的敵意
高度成長を支えるのは効率重視の考えだ。その視点から人間を眺める価値観を医学用語で"消極的敵意"と呼ぶそうだ。経済成長がもたらしたゆとりと消極的敵意の中では母性愛の成熟は期待できず、未熟な親が増えていく。まさに母性喪失の始まりである。
(日本の危機 櫻井よしこ P194)
2001/05/05 (土)
母性愛は女性に備わった本能ではない。
エリザベート・バダンテール
母性愛は女性に備わった本能ではなく、近代が生み出した産物に過ぎないと説いたのは、フランスの心理学者のエリザベート・バダンテールだ。
世界的なベストセラーになった『母性という神話』の中でバダンテールはいう。
「子供は母性的な配慮と世話無しには生存も成長も出来ないのは明らかだとしても、すべての母親が、子供の必要としている愛情を与えるようあらかじめ決められているかどうかは明らかではない。
子供の要求と母親の反応の間には、あらかじめ確立された調和や必然的な相互作用などまったく存在していないように思われる。そこには形而上的な病、人間の不幸の本質的原因のひとつがある。」
母性は本能ではなく、時代の価値観によって影響され、移ろっていくものだ、人間は母性を天与されているのではなく学び取っていくものだ、と喝破した彼女の著書は、激しい賛否両論を巻き起こした。
(日本の危機 櫻井よしこ P192)
2001/05/05 (土)
以徳報暴
蒋介石
蒋介石が『以徳報暴」と述べて日本への損害賠償を放棄したのは、大陸の日本資産を没収して十分なものを得ていたためとは指摘せず、…
(日本の危機 櫻井よしこ P156)
(個人的な見解として)
戦争の賠償責任を放棄するという行為は、いかに上に述べられている経済的な裏づけがあったとしても、きわめて高度な政治的判断であるといわざるをえない。19世紀以降、そういったことを宣言した、政府が存在したかと問うだけでいい。
2001/05/05 (土)
報道の責任
報道の責任の一つは、社会の変化を察知して警鐘を鳴らすことである。予定調和の範疇に収まらず、先駆的に問題を切り出していく中にこそ、ジャーナリズムの存在意義がある。だが、このことは、往々にして、社会常識や法律からの逸脱をも意味する。問われるべきはその逸脱行為が真に、社会の公益につながるか否か、公益につながると、報道するものがどれだけ強く確信しているか否かである。
(日本の危機 櫻井よしこ P120)
2001/05/05 (土)
デモクラシーは最悪の統治である。但し、その他のすべてを除いて
ウィンストン・チャーチル
2001/05/05 (土)
情報化時代の子供
情報化時代の子供は、居間の大人や社会を超えた、幅広く、深い志向の枠を素手の持ちつつある。だが、彼らの思考を受け止める現場がない。学校にも家庭にも。大型スクリーンにも匹敵する意識を、四畳半の小さな器にダイエットして無理やりに入れさせる作業が今の教育だと思うのです。
だから子供は、手足を伸ばせば窓を割り壁を破り、反社会的といわれるようになる。
(日本の危機、櫻井よしこ P179)国語作文研究所 宮川俊彦
Group:=terra 未分類
Title:=人間はほうっておくと低きに流れるのか。
From :=TextClipper
Create:=00/09/29 13:10
Udate :=00/09/29 13:34
人間はほうっておくと低きに流れるのか。
・他人をコントロールする欲望
結局は,失敗する。
実際は,表題のせりふを言う人の心情が問題ではないか。
・自分勝手に判断,行動されると不利益をこうむる。(のは,自分だと思っている人)
・実際は,良好にコントロールされている人材よりも,自らが判断している人間の方が,効果性は大きい。
・自らが判断しないと全体の成果は上がらない。
・成功する組織,成長する組織はコントロールされると言うより,自律的に動いている。
・完全にコントロールされている組織は軍隊だけ。