勝海舟 無題,1997/9/3 0:00:00,
多年の蹤跡、挨塵に没し
揣摩の心情天真を思う.
華屋美なりといえども是れ浮栄、
富は泡沫の如く、名は烟の如し.
笑って看る江山の依然として碧なるを
行蔵豈また人に関せんや
風は敗葉を捲いて夜寂寂
嘯響凛然として一剣寒し
勝海舟 無題,1997/9/3 0:00:00,
多年の蹤跡、挨塵に没し
揣摩の心情天真を思う.
華屋美なりといえども是れ浮栄、
富は泡沫の如く、名は烟の如し.
笑って看る江山の依然として碧なるを
行蔵豈また人に関せんや
風は敗葉を捲いて夜寂寂
嘯響凛然として一剣寒し
ダイエー・瀬戸際の改革
01/ 4/27 (金)
・企業の論理だけで展開していったのが、破綻した.こうなるはずだ、・・・・は
ずだ。
・なんでもあるが、欲しいものはなにもない。
・死にかけている会社には、スピードが一番必要。
・ものを考えなくなった集団。考える組織に変えていかなければならない.
・坪当たりの売上が、90年から99年まで、26.1万から、16.0万に下がった.
・みなが自分で考え、実行する=意識改革。
・現場が荒れていたら、何も進まない.
・右肩上がりで社会が進んでいるときは、本社主導、独裁でも効果があがる.環境
が変わっている.(バブルがはじけ、リストラの時代になり、デフレ、スパイラ
ル)
・価格一辺倒では、勝てない.
・
人は何の為に仕事をするのか。
01/ 4/ 5 (木)
金、評価のためにするというのは、人を馬鹿にしている。
人は人のために仕事をする。
向上心は誰にでも有る。それだけでは、長期的にがんばれる人は少数。
仲間のために仕事をする。
信長と秀吉の関係
上司、兄、主君、
中国大返しの秘密
会田雄二の指摘
塩野七生の指摘
失敗学( 畑村洋太郎 「失敗学のすすめ」 講談社 による)
2001/02/18 (日)
文責 寺内
失敗から学ぶということは、過去から言われてきているが、ほとんどうまくいっていない。これは失敗そのものに「回り道」「不必要なもの」「忌み嫌われるもの」「隠すべきもの」といった負のイメージが常に付きまとってきたせいといえる。
一方、創造的な仕事をしなければならない場合、「こうすればうまくいく」という成功話だけではどこかで見聞きした企画しか出来ず、むしろ、「こうやるとまずくなる」という失敗話によって、人と同じ失敗をする時間と手間を省きながら、ワンランク上の次元からスタートすることが出来る。
さらに、教育上でのメリットが一番大きい。(畑村は教育者)正しいやり方だけを学んだ学生はパターン化された既成の問題にはきちんと対応できても、実際に新しいものを自分たちで考えて作らせてみると、こうした知識をほとんど身につけることが出来ていない。
予期しないことが起こり、思い通りにならない経験から真の理解の必要を自らが痛感することだけが成長のバネである。大事なことは、一つは学ぶ人間が自分自身で実際に「痛い目」にあうこと、もう一つは自分で体験しないまでも、人が「痛い目」にあった体験を正しい知識と共に伝えること。
実は「痛い話」というのは、「人が成功した話」よりずっとよく聞き手の頭に入る。
■失敗には階層性がある。
この図では、失敗の現れ方の階層性と同時に、失敗原因にも同じような階層性があることをあらわしている。
例 工場の死傷事故
事故を起こした人の誤判断
↓
作業を一緒に進めるグループが安全対策を忙しさのあまりしていなかった
↓
熟練していないものに機械操作をまかせていた。
↓
コスト削減にばかり目がいき、サービス残業等の形で従業員に負担をかける。そのような環境作りを進めていた企業経営の問題。
↓
あまりに行き過ぎであれば、監督官庁としての行政の怠慢に責任があるとも言える。
階層の上にいる者は自分に責任が及ぶことを怖れて、失敗の責任を下のものに転嫁することがよくある。(例 医療ミス→すべて看護婦の不注意)
■ よい失敗、悪い失敗
失敗には[許される失敗]と[許される失敗]がある。あるいは[よい失敗]と[悪い失敗]とも言える。
[よい失敗とかんがえられるもの]
① 階層図にある未知への遭遇という部分に含まれる失敗は、細心の注意を払って対処しようにも防ぎようのない失敗をであり、かつ、この失敗から人々が学び、その経験を生かすことに成功できた場合。(例 タコマ橋の振動破壊、金属疲労破壊によるコメット機事故など)
② 上記の個人版ともいえる、人が成長する上で必ず通過しなければならない失敗。これを経験しなければ、人は成長できない。
[悪い失敗]
① 上記のよい失敗以外のすべて
② 個人の成長に関わる失敗でも、あまりにまわりに与える影響が大きすぎるもの。ひとりの成長のためにまわりが大きな多大な被害をこうむるというのはおかしい。
本来、経験的に学ぶべき[よい失敗]は数としては少ない。失敗体験から本質的な部分を理解して知識にするには、わずかな自分の経験と、他人のいくつかの典型的な失敗体験の情報があれば十分。
■失敗の原因を分類する。
① 無知
② 不注意
③ 手順の不順守
④ 誤判断
⑤ 調査・検討の不足:判断する人が当然知っていなければならない知識や情報を持っていないことにより起こる失敗。判断者が優秀なら、自分の判断が間違ったときのことも草薙氏、その場合の処置を考えているケースもある。
⑥ 制約条件の変化:何かを創り出したり、あるいは企画するとき、必ずあらかじめある種の制約条件を想定してことをはじめます。そのとき、肇に想定した制約条件が時間の経過と共に代わり、そのために思っても見なかった形で好ましくないことが起こるのが制約条件の変化による失敗です。
⑦ 企画不良:企画ないし、計画そのものに問題がある失敗。
⑧ 価値観不良:自分ない指示文の組織の価値観が周りと食い違っているときの起こる失敗。過去の成功体験だけを頼りにしたり、組織内のルールばかりに目を向けていると経済、法律、文化などの面からいわゆる常識的な評価がきちんとできなくなり、この種の失敗に陥りやすい。
⑨ 組織運営不良:組織事態がきちんと物事を進めるだけの能力を有していないケースでの失敗。
⑩ 未知
■ 大失敗を誘発する樹木構造(ツリー構造)
(略)
○ 別の部署の失敗は伝わらない。
○ 樹木構造に表現されないリンクが存在する。
○ 途中変更が諸悪の根源
○ 手配漏れに誰もが気づかない。
■ 樹木構造の弱点を補うには
○ 樹木構造の見えないリンクを知り尽くし、全体の動きをトータルに管理・監督する役割が必要。
■ 失敗は成長する
ハインリッヒの法則
「1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、さらにその裏側にはケガではないものの300件のヒヤリとして体験が存在する」
(労働災害の発生確率)
新聞沙汰になるような事故やトラブルが、「ある日突然降ってわいたように現れた」というようなことはありえない。過去をふりかえっても、そのようなケースはなく、雪印の集団食中毒やJOCの臨界事故などでも、企業不祥事の原因を調査すると、むしろ「今までよく事件・事故が起こらなかった」という率直な思いにぶつかることのほうが多い。
そうだとすると、仮に、「まずい」という体験があったときに何らかの防止策を打つことが出来れば、失敗の成長は止められるということがいえる。それをせずに放置すれば、数は少ないにしても、より影響力の大きなクレームという形の失敗が芽を出すことになる。
そこでも防止策が打てなければ、失敗はさらに大きな形で現れ、まわりに多大な被害を与える致命的失敗へ成長するというのが、まさに「失敗のハインリッヒの法則」の考え方。
■ 失敗は予測できる
ハインリッヒの法則を逆から見れば、重大な失敗の前には、現象として認識できる失敗が約30件はあり、その裏には「まずい」と感じた程度の失敗と呼べないものも含めて300件の小失敗があるわけだから、アンテナさえしっかり持っていれば、失敗は予測できるともいえるはずである。
人は誰でも失敗をしたら「出来ればこんなことを起こしたくない」と思っているはずだから、理屈としては、こんな単純なことが出来てこなかったこと自体が不思議でもある。
しかし、現実には、失敗の予兆は放置されることがほとんどである。なぜなら、失敗は「忌み嫌うもの」であり、出来れば「見たくない」という意識が全員の中にあるからだといえる。人は「見たくないものは、見えない」
4/4
尺貫法の考え方
00/4/20
井沢元彦 逆説の日本史1 P71
1石=10斗=100升=1000合
合はどうやって決めたか。1日2食として、1回1合、
大体3合とすると、360日で3×360=1080合
これは、約1石で、一人の人間が1年間に食べる量。
(若者と年寄りでは異なるが、平均としての値。)
1反の水田で取れる米の収穫量は一石。逆に一石の米が取れる水田の広さを一反と
決めたというのが定説。
通常は
一反=300坪といわれているが、徳川期に生産力の劣った東北では、
一反が300坪以上あったとされる。
一反が300坪となったのは、太閤検地以後のことで、それ以前は一反=360坪
だった。つまり、一坪というのは、人間一人が1日に食べる米の取れる広さという
ことになる。
さらに一石の米を変えるだけの金が1両である。忠、この数字は戦国時代から徳川
期にインフレが進行したために、後期では目安にならないとの説もある。
また、歴史学者の間で言われる公式に、戦国大名の動因能力は、「一万石につき、
250人]というのがある。
桶狭間の今川義元の軍勢は、公称4万、実数2万5千といわれるから、逆算すると、
義元は100万石くらいの経済力を持っていたことになる。
VOC指針 厚生省
00/12/ 2 (土)
日経ホームビルダー 2000.12
厚生省のシックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会は、室内のTVOC(総揮発性有
機化合物)と4種類のVOC(揮発性有機化合物)の暫定指針を決めた。今のところ、強
制力を伴うものではないが、住宅会社として何らかの対応を迫られる可能性が出て
きた。
まずTVOCについては、新築の場合で1000μg/m3、中古の場合で400μg/m3を暫
定目標値に決めた。これは国内家屋の汚染実態調査の結果に基き、合理的に達成可
能な最低値を仮定を交えて推測したもの。ほんかくてきなTVOC実態調査や必須VOC
リスト、測定方法の検討を通じて、今後目標の見直しを図る必要があるとしている。
一方、VOCについては、断熱材や畳に利用するスチレン、塗料などに含まれるエ
チルベンゼン、接着剤やビニルタイルに含まれるフタル酸ジ-n-ブチル、防蟻材に
使用するクロルピリホスの4種類の指針値を決めた。
これまでの4種類とあわせ、8種類のVOCに指針値が出たことになる。
厚生省では、これらの指針を「生産的な生活に必須な特殊な発生源がない限り、あ
らゆる室内空間に適用されるべき」と結論付けた。
今回加わったもの
エチルベンゼン 3.8mg/m3
スチレン 0.225mg/m3(0.05PPM)
クロルピリホス 0.001mg/m3(0.07PPB)
ただし小児にたいしては0.0001mg/m3(0.007PPB)
フタル酸ジ-n-ブチル 0.22mg/m3(0.02PPM)
これまでのもの
ホルムアルデヒド 0.1mg/m3(0.08PPM)
トルエン 0.26mg/m3(0.07PPM)
キシレン 0.87mg/m3(0.20PPM)
パラジクロロベンゼン 0.24mg/m3(0.04PPM)
2001/06/13 (水)
ご先祖様のおかげです。
マザーネイチャーズ・トーク 立花隆 河合雅雄
自然保護ということは、本来なら、日本人は非常にわかりやすかったはずなんですね。つまりご先祖様のおかげですという言葉がずっとあって、われわれの子供の頃には、それをずっと聞かされてきたわけなんですね。
2001/06/13 (水)
遺伝子病が爆発的に増えている。
マザーネイチャーズ・トーク 立花隆 河合雅雄
河合: 10年前は、だいたい遺伝子病というのは、400くらいだっんです。その話をしてもらったときに、だいたい2500、600だと言うんです。
立花: かつては遺伝因子でおきている病気じゃないとされていたけど、実は遺伝因子でおきているのがわかったと言うのがかなりあるでしょう。
河合: それももちろんあります。もう一つは、やっぱり環境汚染に夜突然変異が絶対に起こっていると言うんです。それはたとえば、昔の豆腐の防腐剤のAF2とかね、原因が防腐剤とか、はっきりしているのはまだいいんです。はっきり照明できないものがある。これを照明しようとすることは大変なことなんです。…
いまはもう、遺伝病は3000を超えているでしょう。そのうちのかなりな部分が突然変異によるものであることは、その人は間違いがないと言いますよ。でも、証明できない。そして、もっと怖いことは、遺伝病と言うのは、たとえば突然変異を起こしますよね。本人はなにも痛くも痒くもないわけです。
立花: 遺伝の法則で、必ずしも一世代では現れてこないものがたくさんある。
河合: そうなんです。
立花: 遺伝病の大半は、ヘテロ、つまり優先遺伝子(A)と劣性遺伝子(a)の組み合わせのうちは大丈夫だけどホモ(AA)になって初めて問題が生じる。
河合: ホモになって問題が起こると言うのは、60年、70年後だと言うんです。そうすると、ホモになったら死ぬと言うような因子を、いま、みんなが蓄積しているんじゃないか。そう思って、あの時は、ぞっとしましたね。
立花: 絶滅的な死がそこでやってくる。
河合:そういうのを、クラッシュと言うんですね。急激にグーンと増えてガクンといく。