Group:=terra 未分類
Title:=資本主義の成熟(二極分化、スラム化)
From :=標準 - WZ MEMO
Create:=00/07/23 12:38
Udate :=00/07/23 12:56
1980年代に世界に先がけて、アメリカが資本主義の成熟期に入ったといわれた。
資本主義の進化とは、富が全員に行き渡り、安全で、清潔な生活が全員に手に入るのだと信じられていた。
しかし、アメリカが80年代に経験したのは、富が二極分化し、格差が広がり、失業率の拡大とそれに伴うスラム化、教育の荒廃、犯罪の低年齢化であった。
世界の人々はアメリカが特殊なのだと言い張った。それが資本主義の成熟であるとは信じたくなかったのである。
つまるところ、資本主義の成熟とは、IT革命によって、熟練者と中間管理職がいなくなる(不用になる)ことであった。
不用とされる所得層がちょうど中間層にあたるため、富の二極分化を促進することとなった。IT改革の進捗によって、それまで中間管理職がやっていた作業を上位者がコンピュータを駆使して行うようになり、それまでの2倍以上、場合によっては、5倍、10倍の仕事を求められている。したがって高所得になるわけだ。